プレスリリース:ムンヘバヤル・チョローンドルジ氏が2023年ノーベル平和賞にノミネート

活動報告

表題の件につき、下記のプレスリリースを出しました。

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プレスリリース全文:

ムンヘバヤル・チョローンドルジ(Munkhbayar Chuluundorj)氏が
2023年ノーベル平和賞にノミネートされました。

ムンヘバヤル・チョローンドルジ氏は、受賞歴のあるモンゴル人ジャーナリスト、詩人、人権活動家であり、南モンゴル(いわゆる中国の内モンゴル自治区)の言語的、文化的、歴史的アイデンティティを擁護する活動で知られています。

このたび、2人の日本の国会議員が推薦人となり、ムンヘバヤル・チョローンドルジ氏が2023年ノーベル平和賞にノミネートされました。

ムンヘバヤル・チョローンドルジ氏をノーベル平和賞に推薦する運動の事務局を勤めた日本の石井英俊(Hidetoshi Ishii)が、推薦登録が受理されたとのメールをノルウェーノーベル委員会から1月31日に受け取りました。この運動を推進してきた石井英俊とその妻である石井陽子(Yoko Ishii)は、チベット、ウイグル、南モンゴル、香港を始めとする中国政府による様々な圧迫に苦しんでいる人々を支援する国際人権活動家として知られています。

石井英俊(フリーチベット福岡 顧問)は次のように述べています。
ムンヘバヤル・チョローンドルジ氏がノーベル平和賞にノミネートされたことは、彼一人の名誉ではなく、弾圧下で自由と人権のために戦う全ての人々に勇気を与えるものです。ムンヘバヤルが長年訴えてきた南モンゴルでの人権状況は改善されなければなりません。中国政府はその政策を改める必要があります。そして、モンゴル国政府は、ムンヘバヤル・チョローンドルジ氏を直ちに釈放しなければなりません。

Contact: 石井英俊(Hidetoshi Ishii)フリーチベット福岡 顧問:npodga@gmail.com

推薦人の推薦理由には次のように記されていました。

世界モンゴル詩協会の創設メンバーであるムンヘバヤル・チョローンドルジ氏は、有名なジャーナリスト、詩人、人権活動家であり、南モンゴル (中国の内モンゴル自治区) のモンゴル民族の言語的、文化的、歴史的アイデンティティを擁護する活動で知られています。最近、彼は、特に南モンゴルの子供たちが母国語で教育を受ける権利を守るための活動に熱心でした。

2022年2月17日、ムンヘバヤル・チョローンドルジ氏は、モンゴル政府と中国との緊密な関係、および南モンゴルにおけるモンゴル民族の権利の縮小を声高に批判したとして、ウランバートルで逮捕されました。6月28日、中国に対する「外国の諜報機関との協力」の罪で懲役10年の判決を受けました。12月21日、最高裁判所により、懲役 10 年の有罪判決が確定しました。ムンヘバヤルの弁護士は告訴を虚偽として却下し、「独立国であるモンゴル国の憲法の条項やその他の法律は、中国の利益を守るためにモンゴルの市民を犯罪にすると述べたことは一度もない」と述べました。2023年1月12日、100 を超える世界の人権団体が彼の即時釈放を求めました。

ムンヘバヤルの不当な有罪判決は、国境の外での北京の権力の行き過ぎと、他国の主権と国際法に対する中国共産党の軽視を示す長い例の一つです。世界中の人権活動家、弁護士、作家らがムンヘバヤルの釈放を求めています。

ムンヘバヤルは、抑圧された人々の人権のために戦っているジャーナリストです。彼の不当な逮捕は、かつて民主主義だったモンゴルが独裁的な中国の影響下にあることを示しています。独裁国家が民主主義国家を塗り替えている事実を見逃すわけにはいきません。今日の権威主義と民主主義の戦いにおいて、その戦いの最前線に立つムンヘバヤルは言論の自由の象徴です。

#FreeMunkhbayar

2023年2月7日

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